
神代に来たのだから”神代カレー”なるものを食べてみましょ!ってことで
抱き返りの入口にある食堂へ入りました。
ちょっと時間が遅かったので私たちの注文をもって、この日の神代カレーは終わりとなったようです。
昭和30年代のカレーと現代のカレー・・・2種類のカレーと温玉がのっておりました。
懐かしいカレーの味がしました。
小学校低学年のころ・・・
我が家にはテレビがなくて近所に住む仲良しのりつこちゃんのお家で、時々テレビをみせてもらっておりました。
テレビをみせてもらって、帰ろうとするときに”ごはんを食べて行って・・・”と誘われると
いつもカレーでした。
当時の我が家ではカレーはハイカラな料理でつくってもらったことがなくて、
わたしにとってカレーはものすごいご馳走でした。
農作業で帰りの遅く、夕ご飯の時間も遅い我が家を気遣ってくれたことだったと思います。
まぁるいテーブルを囲んで、りつこちゃんの家族と一緒に食べたカレーを思い出しました。
あのときのちょっとゆるめのカレー味と色でした。
中辛のしっかりとした味と色が今のカレーで、最後にはふたつの味が混じり合ってなかなかいいもんでした。
抱き返りにはじめて来たのは、学校の”なべっこ遠足”のときだったような・・・
昼食に何を作るかを班ごとに決めて、みんなで材料の買い出しをして
今のような発砲スチロールの入れ物がなかった頃のことです。
どんぶりを持って、薪をもって、鍋ももって、・・・テクテクと学校から歩いて行ったのでした。
河原で石を積んで、鍋に合わせてかまどをつくって火をおこして、火の当番をする男の子を頼もしく思えたものでした。
水を多く入れすぎてなかなか煮えない班があったり、鍋を焦がしてしまった班があったり・・・
それでも不思議と言い争いはなかったなぁ~・・・
何を作ってどんな人達と食べたのか、までは記憶にないのですが楽しかったことだけは覚えております。
抱き返りの散策路を歩いていくと、わき水で”若返りの水”があって・・・
残っていた水筒の水を全部空けて、ばぁちゃんへのお土産に水を汲んだことがありました。
ゆったりと時が流れてセピア色にキラキラと輝いていた記憶に出会いました。
これからも思い出の小箱をそっと開ける時が増えそうです。