このモスクはまるで要塞の中にあるようです。


このモスクは高台にあり、カイロ市内が一望に見渡せます。
はるか向こうには、ギザのピラミッドも見えます・・・

エジプト独立の功労者 ムハンマド・アリによって建てられたモスクです。
建材にアラバスターという石が多く使用されているためにアラバスター・モスクとも呼ばれているそうです。
また・・・
ピラミッドの化粧石を使って建てられたとも・・・
とにかく 美しい外観のモスクです。

このモスクに入るためには、袖なしや半ズボン、肌をだした洋服では入れません。
係りの女性が駆けつけて来て、いつ洗濯をしたかわからないような緑のマントを着せられます。
もちろん靴を脱いで、袋にいれて持ってモスクの中にはいります。

入ったとたん・・・
あまりの広さに思わず声が出てしまいます。
大きなシャンデリアが風によって少しゆれております。
差し込む光でステンドグラスが色鮮やかにみえます。
たくさんのたくさんのランプが下がっております・・・

シャンデリアの下に立って、360度ぐるぅ~とゆっくりと一回りしてみました。
ことばにならないくらいの美しさです・・・

アメリカの観光客がしていたように、ドームの真ん中に寝転んでみました。ドームの模様がひとつひとつの浮き上がってくるようでした。
言葉では現しようのない色と模様です。
ところで お奉行さまは何処に?とみると・・・
お奉行さまも寝転んで下からドームを眺めておりました。
時が風のあたたかさとやさしさを連れて、わたしのまわりを一回りして通り過ぎていきました。
穏やかでゆっくりとした空間と時間の中におりました・・・
起き上がってから気がつきました。
なんとなんとわたしは・・・
メッカの方向に足を向けていたのでした
そして・・・
いよいよ バザールへまいります(*^^*)