而今 そのご

ゆるゆると日々を綴っております。

ダーウィンの悪夢  見てきました


<あらすじ>
アフリカのヴィクトリア湖。かつてそこでは多様な生物が棲む「生態系の宝庫」だった。しかし半世紀ほど前に放流された外来魚ナイルパーチが、他の魚を駆逐していく。それと同時に湖畔では、ナイルパーチの一大漁業産業が発展。加工された魚は、毎日のように飛行機でヨーロッパへ運ばれていく。それは湖畔に住む人々に、大きな影響を与え始める…。

誰かかが放したナイルパーチによって、そこに住む人たちの生活が変わっていく・・・
アフリカの貧しさをみたような気がしました。”自分の祖父が貧しいと子々孫々まで貧しい”どこかでその貧しさを断ち切らなければならないけれど、断ち切るすべがない!わたしが思っていた以上の貧困がそこにはありました。日本という恵まれた国に産まれて育って、ドキュメンタリーをみて考え込んでいるわたしっていったいなんなんだろう・・・うじがわき始めている魚を干しながら、それでも今の生活のほうがいいなんて・・・生きているうちに村に帰る。死んでからだとお金がかかるから・・・村にはエイズで亡くなった人の墓が急速に増えていく。賛美歌がうたわれる・・・親をなくしたこどもたちは、シンナーや発泡スチロールを溶かしたのを食べて空腹や辛さをわすれるかのように、路上で眠る・・・
魚を積んで帰る空の飛行機が、ある日戦車を積んできた・・・
これからのこの国を暗示するような・・・
とっても重い気持ちで映画館をでてきました・・・

根本 利通さんのダルエスサムーラ便り を読みました。
なんの予備知識のなさで見ることの怖さを知ったような・・・
ほんの少しホッとしたのは、富める国にいて物語を読んでいるような温度差があるからなんでしょうね・・・

彼女が唄っていた”タンザニア”のメロデーが緩やかに聞こえてきたような気がします。